コロナで外出が制限されている間、無性に食べたくてたまらなくなったのが納豆。
普段はフランスに住みながらも、アジアンマーケットで日本から輸入された納豆を買っていたので食べたい時に食べることができていました。
しかし、外出制限中に行くことのできる家の近くのスーパーに納豆はおいておらず、およそ2ヶ月以上納豆を口にしていませんでした。
なんとしてでも納豆が食べたい...!
いつまで外出制限がかかるかわからないコロナの渦中、納豆を手に入れる方法はただ一つ、ネットショッピングです。
ドラゴン納豆のことは以前から知っていたものの、アジアンマーケットで買える美味しい日本の納豆で満足していたので購入する機会がありませんでした。しかもドラゴン納豆は通販のみでしか買うことができません。
この機会にフランス人がフランスで作るというドラゴン納豆とやらを試してみようじゃないかと、ポチりました。
こちらのサイトから↓
ドラゴン納豆はひとパック150g。一般的な白の四角いパックは50gなので3倍の量が入ってますが、ひとつ4,33€。(約520円)たっか!
しかも送料は6,00€(約725円)です。
クレジットカード決済はできず、銀行振り込みのみとのことなのでTransferWiseを使って振り込みました。
3パック以上の購入から受け付けているとのことで、6パック購入してみました。
納豆に31,98€(約3,865円)も支払ったのは初めてです。
振り込み後メールが届き、コロナの状況下で配達が遅延するかもしれないということを言われましたが、納豆が手に入るなら問題ありません。
遅れてもいいので発送してくださいと伝えました。
1週間後
届いた〜!
早速開けてみると
中はこんな感じで、辛子や醤油は入っていません。(写真は醤油かけちゃってますが)
一般的な日本の納豆と大きく違うのはその独特なにおい!
納豆本来の強烈な匂いがします。正直これまで納豆を食べてきて臭いと感じたことはなかったのですが、これは臭い。鼻の奥を刺激する納豆です。
食べてみると、一粒一粒が大きくて食べ応えがあります。ちゃんと豆の味を感じられて美味しいです。
その臭さは食べているうちに病みつきになり、「納豆食べてる!」という感じになってきます。
何よりも久しぶりの納豆にとても感動し、幸せを噛み締めて食べました。
納豆が大好きだというガイックは、この強烈な匂いを放つ納豆もいけるようで美味しそうに食べていました。
食べているうちに昔日本で食べた、藁に入った高級納豆を思い出しました。
豆の大きさ、食感、臭いまでそっくりです。高級な納豆は豆本来の味、強い臭いに特徴があり、まさにドラゴン納豆のようでした。
昔の納豆ってこんな感じだったんでしょうね。今の納豆は企業努力で臭いを抑えて食べやすいように作られていますが、ドラゴン納豆は田舎のおばあちゃんが丁寧に作った納豆という感じです。
ひとつ4,33€。(約520円)と納豆にしては高額でしたが、フランスで食べられる納豆としてこのクオリティを考えると妥当なのかなと思いました。
しかしもう一度買うかと言われたら、うーん...。
外出制限がなくなり自由にアジアンマーケットで納豆を買える今、わざわざ通販で高級納豆を買おうとは思わないのが正直なところです。
ガイックも「普通の納豆でいいガイックは」と言っています。
しかし、普通の納豆しか食べたことがない人がいたとしたらこれはおすすめです。
フランス産のBIO(有機栽培)の大豆を使用していて、遺伝子組み換え大豆は一切使用していないので、豆本来の味、食感を楽しめます。そして本当の納豆の臭いで「納豆くっさ!」となっていただきたい。
普段食べている納豆といかに違うかを体験したいというか方は、ドラゴン納豆をぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?