へそ毛玉って知ってますか?
インスタグラムにフランス人の彼がヘソで毛玉を作ることについて描いたら、予想以上に他にもヘソで毛玉を製作されている方が多くて驚きました!
私がおへその毛玉取ると、セーター作る予定やったのに😛って言ってきます(笑)
外国人の男性に多いみたいですね。
どこからともなくへその中に現れるこの毛玉。
どうして毛玉は作られるのか、健康に問題はないのかなどという疑問を調べてみました。
そもそもへそ毛玉ってなに?
へそのゴマは馴染みのあるものですが、へそ毛玉は見たことも聞いたこともない人が多いと思います。
へそ毛玉とは、へそに溜まる体毛や糸くずの固まり(英語ではnavel fluff)です。
1日中着た服を脱いだ時に、へその中に発見されます。
なぜヘソで毛玉はできるのか
ヘソ毛玉を研究しているシドニー大学のKarl教授によると、ヘソ毛玉の主な成分はぱやぱやしてる服の繊維と皮膚の死んだ細胞と埃、体毛、皮脂、汗などで、それらがこすれ合うことで一緒にヘソに運ばれて毛玉ができるんだそうです。
健康に問題はあるか
へその浄化作用によって作られるものなので、無害です。
でも、毎日取り除いてあげましょう。取り除く時に、深追いしすぎてヘソを傷つけるのだけは気をつけたほうがいいです。
シャワーで濡らしてあげると取れやすいです。
どんな人が作りやすいのか
中年の体毛の濃い小太りの男性。また、お腹が大きい人の場合は大きな腹部がより深いへそを持つ傾向があるため、毛羽立ちが発生し、より大きなへそ毛玉が発生することがあります。
だから体毛の多い外国人男性がへそ毛玉を作りやすかったんですね。
女性でも体毛が多い人は作れるのでしょうか。。。
ヘソ毛玉を作らないためには
ヘソの周りの毛を剃ること。
へそピアスも効果的では。
へそ毛玉の研究
この研究はへそで毛玉を作らないほとんどの人にとっては、何にも役に立たない情報です。
こんなことの研究に全力で取り組んだことが評価され、『人のへその糸くずについての総合的調査 — 誰が、いつ、何色のを、どのくらいつけたか』の研究を成し遂げたことに対して、シドニー大学のカール・クルスツェルニキ教授はイグノーベル賞という賞を2002年に受賞しました。
イグノーベル賞(英: Ig Nobel Prize)は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである。
このイグノーベル賞、受賞者の受賞理由が面白いんです。
以下ほんの一例です。
- 2017年 マリサ・ロペス=テイホン(Marisa López-Teijón)他3人が、胎児に妊婦のお腹の上から再生された電子音楽よりも、膣内にスピーカーを入れて再生された電子音楽の方が強く反応することの証明したことで産婦人科学賞を受賞した。
- 2014年 ヴラスティミル・ハルト(Vlastimil Hart, チェコ生命科学大学)他11名が、犬は排便排尿をする際、体を地磁気の南北軸に沿わせるのを好むということを注意深く記録したことに対して生物学賞を受賞した。
- 日本人では2007年に山本麻由(日本、国立国際医療センター研究所)が牛の糞からバニラの香りと味のする物質(バニリン)を抽出したことに対して化学賞を受賞した。
中には知っておくといつか役にたつかもしれない知識もあるので、ぜひチェックしてみてください!→ イグノーベル賞受賞者の一覧
まとめ
30年間集められたへそ毛玉
ただでさえ体毛の多い人は一日中体毛を撒き散らしながら生活しています。へその周りだけでも1箇所に集まって毛玉として処理できるのなら、部屋は散らかりにくくなるし清潔を保てるのではないでしょうか。
あと、ヘソ毛玉は可愛いです。
海外ではヘソ毛玉を30年以上集め続けた強者もいるようですが、使い道はまったくありません。しかし、無害なものなので、作れる人は1日1回可愛い毛玉を愛でる時間を作ってみてはいかがでしょうか?