みなさん、ボンジュール!
ワーキングホリデーや留学で長期間日本を離れて生活するとなった時、ワクワクと不安が入り混じった状態になるかと思います。
今回はワクワクよりも不安の方が大きい方に向けて、不安を減らして挑戦していくための方法を私の留学1回、ワーキングホリデー2回を経験した話を交えて解説します。
不安の原因を突き止める
不安でいっぱいの心を落ち着かせて、一番先に考えるべきは「何が怖いのか」です。
ワーホリ、留学、移住などの「挑戦」には「恐怖」がつきものです。
新しいことに挑戦することは怖いです。ほとんどの方は最初の海外留学では楽しみな気持ちより不安の方が大きいはず。調べれば調べるほど犯罪に巻き込まれた日本人の記事やスリ・詐欺の記事など不安を増幅させるようなものしか見つからないですからね。
でも、この「不安」「恐怖」はこれまでに経験してこなかった新しいことにチャレンジしようとするあなたの「挑戦」です。
なので、「不安=挑戦」として考えていきましょう。
私の場合、海外に長期間行くことで、現地の人とうまくコミュニケーションが取れず自分の意図が伝わらないのが不安でした。
まずは、その不安(挑戦)を細分化しましょう。
大きな不安
この漠然とした大きな不安を要素化します。
大きな不安を要素化する
不安を挑戦へと変換
→現地の人と意思疎通できるレベルの言語習得の挑戦
→観光客に見られないほど現地に馴染めるかの挑戦
→おいしい店、レシピ探しの挑戦
不安を感じているのは、上記の挑戦をしようとしているからだとわかります。
この挑戦も細分化できるところまで細かく目標設定して、ひとつの挑戦をとても簡単なものにしてください。
大きな不安を小さな挑戦の積み重ねとして考えると、前向きな気持ちになるはずです。
不安を小さくするための挑戦
→現地の人と意思疎通できるレベルの言語習得の挑戦
- 1日◯時間勉強する
- 語学学校に通う
- ネイティブの友達を作る
今だけを考える
フランス語での意思疎通が不安だった私の場合、最悪の状況は私をサポートしてくれる人が誰1人おらず日本に帰れなくなることでした。しかし、それは出発前日本にいるときには起こるはずがない不安です。
仏教でも「諸行無常」という言葉があるように、この世の中にある全ての事象は移り変わり、同じ状態のままでありません。フランスに行ってからの心配を日本にいる今したところで、その不安が的中するとは限りません。
「今を見て生きる」ということは、明日、将来の準備をする必要がないというわけではなく、今日やるべきことにすべての情熱を注ぐこと、それが明日に備える最高の方法だということなのです。
その心配事は起こらない
世界的ベストセラーで「史上最高の人生改革の書」とも言われる『道は開ける』の著者であるデール・カーネギーは、本の中で心配事の99%は起こりえないと書いています。
2017 年(平成 29 年)海外邦人援護統計によると、海外で警察のお世話になる確率は0.1%です。この数字には死亡からスリや落し物も含まれています。
死亡者だけでは0.003%(自殺者含む)、負傷者は0.002%です。(2017年)
いずれも年々減少してきているので、海外で事故に巻き込まれる確率は極めて低いと言ってもいいでしょう。ちなみに0.003%は日本の交通事故死亡率と同じです。
ほとんどの不安はあなたの想像が生み出すものです。こうして確率を調べてみると、ありえないような稀な事を心配していたことに気づき、気分が晴れるでしょう。
今すぐ不安が消える解消法
忙しくする
忙しくするという単純なことで、すぅっと心配事が消えます。
なぜかというと、心理学によって明らかになった最も基本的ことのひとつ、「どんなに頭脳明晰な人でも、人間は一度に一つしか思考できない」という法則に基づいているからです。感情もこれと同じで、一つの感情は、他の感情を追い出します。不安のとても簡単な治療法は、何か前向きなことに完全に集中することなのです。
おしゃべりする
今あなたが不安に感じていることを、周りの人に打ち明けて下さい。
解決するしないに関わらず、話をすることで気持ちが楽になります。この時に気をつけた方がいいのは、話をすると「挑戦しない」という選択肢を選ばせようとアドバイスをくれる人には話さないことです。
前向きなアドバイスをしてくれる人、ただ同調してくれる人に話しましょう。
不安を楽しもう!
私自身も起こりえないような心配をしてとても不安になり、眠れなくなる日もあります。
しかし、不安は挑戦のチャンス。不安が解消されるまでの過程を楽しみながら、成長していきましょう!
不安に感じたところは伸び代があるところです。わくわくしませんか?
私はこれからも挑戦と失敗と成長を繰り返していきます!
不安への哲学的対処方法はこちら