みなさん、ボンジュール!
朝起きた時に職場や学校に行くのを憂鬱にさせてくれる、すごく嫌なやつは周りにいませんか?
今回は自分の気持ちに正直なフランス人流苦手な人との付き合い方を参考に、賢い人付き合いの方法をまとめていきます。
この記事を読めば、嫌なやつとの付き合いでこちらの精神がすり減らされることはなくなります!
嫌な奴との付き合ううえでの2つの心構え
全員に好かれることは不可能
どんなに立派人でも、人気No.1のアイドルも全員に好かれることは不可能です。「この人嫌い」という感情はあってもいいんです。自分のことを好きになってくれる人だけに好かれる努力をすること。
全員に好かれよう=誰からも嫌われないように生きることは、他人のために生きているような不自由な生き方になってしまいます。
その反対に、全員に嫌われることもできません。あなたの大嫌いな奴にも、その人を愛してる恋人や家族がいるんです。
他人は変えられない
「褒めて伸ばす」「感情に訴えかける」「周囲が頑張ってる姿を見せる」など、他人を変えようとする手段はたくさんありますが、残念ながら他人は変えることができません。
変わることを期待して努力した相手から思ったような見返りがなかった時、人は「裏切られた」と感じ、憎しみを抱きます。
しかし、逆の立場で考えてみてください。自分に対して相手が何か変えようと努力してきて、思うような変化がなかった場合。これはあなたの裏切りでもなんでもなく、むしろ勝手に見返りを期待した相手のほうに非があるように思いませんか?
勝手な「ギブアンドテイク」はストレスを招くだけで、なんのメリットもないのです。
変えることができるのは自分だけであると早めに気づき、他人を変える無駄な努力への消耗を無くしましょう。
フランス人流理不尽との戦い方
自分の意見と要望を伝える
嫌なことを言われたり信じられないような態度をされた時、フランス人は堂々と本人と話し合います。喧嘩を始めようとするのではなく、(喧嘩になっちゃう場合もあるけど)「なんでそんなことするの?こういう理由で嫌だからやめてほしい」とちゃんと言葉にして伝えます。このとき人を傷つけようという意図のある伝え方をするのは間違いです。
日本人だったら穏便に済ませたいと思って、相手の機嫌が直るのを待ってしまったり、意見が違っても目上の人に合わせたりしがちですよね。
フランス人はあくまでも自分の意見と要望を伝えてるだけで、相手がたとえ上司や先輩であっても「縦の関係」ではなく、対等な人間同士であるという考えです。この「横の関係」を頭の中で意識することで、理不尽な要求や態度などに対して異を唱えることができるようになるのだと思います。
意見と要望を伝えた後
その結果、理解してもらえなければその人から離れることも自分の自由。むしろ、異を唱えることで壊れてしまうような関係であれば、その場に無理にいる必要はないと考えます。
どうしてもその人と同じ場にいなければいけないのだとしたら、その人には無関心になって、あなたがやるべきことをきちんとしていると周囲が認めてくれればいいだけのことです。
自分の意見や要望を貫き通し、友人や家族や上司に簡単に迎合しない。無理やり自分の意見を変えることで状態がよくなることはありません。
これは2つめの心構え「他人は変えられない」とは少し違います。言いたいことは相手との関係を気にせずはっきりと言葉で伝えましょう。
ストライキ
「国家や社会よりも、個人の権利や自由を尊重する個人主義」をもつフランス人。
2019年12月5日から始まった交通機関のストライキも、私たちから見ればすでに恵まれた環境で働いている人たちの早期定年退職を求める「ちょっと我慢しろよ。。」と言いたくなるような内容の要求ですが、フランス人は違います。
交通機関が使えなくてクリスマスに親戚に会うことが難しくなっても「個人の働く環境を守ろうと運動することは大切だ」という人が多いんです。