「フランスに来てよかった!」と本気で思う一般的すぎるが故にレストランにはない本当においしいフランスの食事

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フランスに住み始めて約1年、毎日パスタやパンだと日本食が恋しくなりすぐ帰国したくなる私がハマった、フランスに来たなら絶対に食べて欲しい本当に美味しいバゲットの食べ方があります。

それはアペロの時によく食べられる、バゲットと生ハムとコンテチーズの組み合わせです。今回はそのバゲットの食べ方についてご紹介していきます。

 

我が家のアペロの様子

 

日本にはあまり馴染みのない「アペロ」と言う言葉の意味は、アペリティフ(apéritif)を短縮した言葉で、食前酒という意味を持っています。夕食を食べる前に少しおつまみを食べながらワインを飲んで、晩御飯を食べる前に胃袋を開けておこうと言う意味合いもあるようです。

フランスのどこの家庭でも一般的に食べられている、感覚的には日本でいうところの納豆ご飯のようなものだと思っています。一般的すぎて、レストランで注文するものではありません。

最高のフランスの食事の用意

バゲット

最高のフランスの食事を用意するためにまず、フランスで最も一般的なバゲットを近くのBoulangerie(パン屋さん)で買ってください。

これはパン屋さんのバゲットであればどこでもおいしいので問題ありません。しかし、スーパーのバゲットはオススメしません。悪くはないのですが、一番いい状態ではないからです。焼きたての温かいバゲットであれば言うことなしです。

調査会社Euromonitorの報告によると、フランスには32,000のパン屋があり、全国のバゲット販売量は年間100億に達するそうです。日本のコンビニのように街のどこにでもあるので、探すのに苦労しないでしょう。

生ハム

次に、近くのスーパーに行って美味しそうな生ハムを買ってください。いろんな種類がありますがなんでもおいしくなります。

生ハムなどの肉製品は2019年4月22日から日本は違法な持ち込みに対して対応を厳格化し、申告なしの違法な持ち込みに対しては高額な罰金が課せられることになったので、基本的にはお土産にすることができません。なので、フランスにいるうちに本当においしそうな生ハムを選んでたっぷり食べましょう。

生ハムの代わりにソシソン(Saucisson)(サラミのような乾燥ソーセージ)を薄くスライスして、バターを塗ったバゲットに乗せて食べてもおいしいです。

コンテチーズ

最後に同じスーパーのチーズコーナーでチーズを買います。この時に選びきれないほどたくさんの種類のチーズがあると思いますが、四角いチーズ、コンテチーズ(Comté)を選んで下さい。いろいろ試しましたが、コンテチーズが一番バゲットと生ハムとの相性がいいと思いました。ハート形のチーズ、ヌーシャテル(Neufchâtel)もおすすめです。いろんな種類を試してもいいかもしれません。

フランスのスーパーは両サイド端から端までチーズ!

すべて一緒に食べる!

この3つの食品は、もちろんそれらは単独でおいしいのですが、3つを合わせた時の調和は美しささえ感じます。バゲットに生ハムを乗せ、その上に薄くカットしたコンテチーズを乗せるだけです。

これを楽しむのは難しいことではありません。バゲットはだいたい1€、生ハムは5€程度、コンテチーズは3€程度なので、10€以下で一般的すぎてレストランのメニューにはないけどとても美味しいフランスの食事ができます。

ここに素敵なワインを追加すると、「フランスに来てよかった!」と思うこと間違いなしです。フランスに来るときはぜひこの食べ方を試してみてください。

この組み合わせは私が日本に帰った時に間違いなく恋しくなるであろうフランスの味です。

有名なレストランで食事をするのもいいですが、フランスに来たら地元のパン屋さんとスーパーで手に入る食材で、最高のアペロを楽しんでみてはいかがでしょうか?

名誉あるバゲット

先ほど、バゲットは誓うのパン屋さんで買えるならなんでもいいと言いましたが、パリでは毎年、「パリで最高のバゲット」コンテストが開催されます。

勝者は、フランス大統領の公邸であるエリゼ宮のバゲットの公式サプライヤーとして表彰されます。200人以上のプロのパン屋が最高のバゲットを用意してコンテストに挑みます。品評されるバゲットの条件は長さ55〜65 cm、重量250〜300グラムで、小麦粉1キロあたり18グラムの塩が含まれている必要があります。審査員は、ベーキング、味、パン粉、アスペクト、食感などの本質的な品質について数時間にわたって熟考します。

バゲットだけではなく、1801年に設立されたBoulangers-Patissiersの専門商工会議所も、ツヤ、バター、フレーク状の完璧さを探求する「最高のクロワッサン」コンテストを開催しています。

このペストリーベーカーの組合は、ノートルダム大聖堂の前で毎年開催されるパン祭りであるLa Fete du Painも開催しています。「世界最大のパン屋」と呼ばれるこの祭りは、5月中旬の10日間フランス全土のパン好きを魅了します。

少しこだわって、その年のパリで最高のバゲットを作るパン屋さんでバゲットを買ってもいいかもしれませんね。

 

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