みなさん、ボンジュール!
今回はフランス語の愛に関する慣用句を紹介します。
カタカナで読み方を書くと日本語読みしかできず、ネイティブに全然伝わらないので音声を聞いて自分の耳を通して口に出してみてください!
フランス人を口説きたい時、いい感じの雰囲気の時に参考になるはずです!
Avoir un coup de foudre
直訳 : 雷が落ちてくる
意味 : 一目ぼれする
例文:J’ai eu le coup de foudre pour il dés le premier regard.
(最初に彼を見た時から一目惚れしたの。)
日本語でも一目惚れした時「ビビビときた!」なんて言いますね。1798年のフランスアカデミーの辞書には「一目見ただけのなんとも言えない愛を、暴力的な愛の突然の誕生と呼ぶ」と書かれています。
Vivre d’amour et d’eau fraiche
直訳 : 愛と新鮮な水だけで生きる
意味 : 他のことなど何も気にしない恋愛をしている
例文:L’amour c’est génial, mais à un moment, tu vas devoir travailler. Tu ne peux pas vivre que d’amour et d’eau fraiche.
(恋愛はすばらしいが、同時に働かなくてはならない。愛と新鮮な水だけでは生きてけないよ。)
恋愛だけに夢中になってるバカップルに向ける慣用句で、やや皮肉な表現です。付き合いたてのカップルの食欲を失うような愛し合い方を説明するのに、この表現を使用する傾向があります。
Fou amoureux
直訳 : 狂った愛
意味 : 夢中である(英語でcarzy in love)
例文:Hier j’ai rencontré la femme des mes rêves, je suis fou amoureux.
(昨日私の夢の女性に会った。もう彼女に夢中だ。)
狂ったように愛する、強烈だけどそのままですね。
Avoir des papillons dans le ventre
直訳 : お腹の中にちょうちょがいる
意味 : 初期の恋愛の胸がきゅんとするような状態
例文: Je ressens toutes sortes d'émotions et j'ai des papillons dans le ventre.
(たくさんの種類の感情を受けて、私は胸がどきどきした。)
人は興奮するとアドレナリンが出て、お腹の中にちょうちょがいるようなむず痒い感覚になることから、このように表現されるようになったそうです。
Rouler une pelle
直訳 : ショベルを回す
意味 : ディープキス
例文:Je pourrais te rouler une pelle.
(あなたにディープキスすることができた。)
実際、「Rouler une pelle」という表現は、「patiner(スケートをする)」という古い動詞から「peloter(愛撫する)」へと進化し、 舌とキスをするという表現になりました。
Avoir le béguin
直訳 : ベギン会(中世ヨーロッパで発生した半聖半俗の姉妹団)の髪飾りを持っている
意味 : 好き(英語で have a crush on someone)
例文 : Tu dois vraiment avoir le béguin pour moi.
(あなた本当に私のこと好きね。)
もともとベルギーから来た、「béguin」という言葉は、12世紀の最初の修道女が頭につけていた白い布が由来です。 この布のように、「何かにおおわれている」という表現と交差して、「誰かに盲目にされている」という表現が、誰かに恋をするという一般的な慣用句になりました。
S’envoyer en l’air
直訳 : 自分を空中に投げる
意味 : 誰かと寝る(性的な意味で)
例文 : Les français aiment s’envoyer en l’air, c’est bien connu.
(フランス人はセックスするのが好きだということはよく知られています。)
セックス中の女性の足は空中にあることから、このような慣用句が生まれました。
まとめ
フランス語は、その音だけで誰かの服を脱がすことができるかもしれないくらい甘い言語です。
その中でもイディオム(慣用句)はその意味やそれができた時代背景などが面白いので「言葉」を覚えるだけでないところが私は好きです。
これらのイディオムを正しく使って自分の気持ちをよりロマンチックに伝えてみてください。